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Business2026年2月20日2 min read

デジタル vs 紙の給与明細:2026年に切り替えるべき理由

コスト、セキュリティ、コンプライアンス、従業員体験の観点からデジタルと紙の給与明細を比較。電子給与明細への合法かつ効率的な移行方法を解説します。

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デジタル vs 紙の給与明細:2026年に切り替えるべき理由

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多くの中小企業のオフィスには、誰も話題にしたがらないファイルキャビネットがあります。

中には従業員名と日付で(大まかに)分類された給与明細のコピーがぎっしり。一番下の引き出しは3年間開けられていません。

住宅ローンの申請で2024年11月の給与明細が必要だと言われたら、誰かが20分かけてフォルダを探し回ることになります。

一方、隣の会社の従業員はポータルにログインし、「2024年11月」をクリックして、10秒でPDFをダウンロードしています。


比較表

デジタル
1件あたりのコスト $1.50〜3.00 ほぼゼロ
配信速度 1〜5日 即時
セキュリティ 紛失・盗難・他者の目に触れるリスク パスワード保護、暗号化
保管 ファイルキャビネット クラウド、容量無制限
検索性 手作業で探す キーワード検索
従業員のアクセス 営業時間のみ 24時間365日セルフサービス
監査証跡 手動記録 自動確認
災害対策 火災・水害に脆弱 クラウドバックアップ

コスト試算

従業員50人、月払いの企業の場合:

紙の場合

項目 年間コスト
用紙+印刷 $300
封筒 $120
郵送料 $600
作業時間(10分/回 × 12回) 約$200
ファイリング+保管 約$100
合計 約$1,320

デジタルの場合

項目 年間コスト
給与明細ソフトウェア $0〜948
作業時間(2分/回 × 12回) 約$40
合計 $40〜988

従業員50人の規模では、節約額はそこそこです。200人以上になると、紙のコストは4倍に膨らむのに対し、デジタルはほとんど変わりません。


セキュリティ:イメージとは異なる現実

直感的にはこう思うでしょう。デジタル=ハッキングされやすい、紙=安全。

実態はもっと複雑です。

紙のリスク

  • 郵便で紛失、または誤配送
  • プリンター周辺にいる人の目に触れる
  • デスクに放置されたり、シュレッダーにかけずに廃棄される
  • 一度手を離れると、アクセスを取り消せない

デジタルの利点

  • パスワード保護されたPDF
  • 通信時の暗号化(TLS)
  • 認証付きポータルアクセス
  • アクセスログ — 誰がいつ何を閲覧したか把握可能
  • 不正アクセス時にアカウントをロック可能

デジタルで管理すべきリスク

  • 給与明細通知を装ったフィッシングメール
  • 従業員ポータルの脆弱なパスワード
  • プロバイダーのセキュリティ体制が重要 — SOC 2やISO 27001を確認する

Gmailアカウントから保護なしのPDFをメールで送るのは避けてください。それは紙より危険です。


法的環境

無条件で認められている国

  • 英国 — 制限なし
  • オーストラリア — Fair Work Act(公正労働法)で明示的に許可
  • シンガポール — 従業員がアクセスできることが条件

従業員の同意が必要な国

  • ドイツ — 明示的な同意が必要
  • フランス — 従業員はいつでも拒否可能、雇用主は紙に戻す義務がある

米国 — 州によって異なる

ほとんどの州で電子配信が認められていますが、一部の州では従業員のオプトインや、印刷しやすい環境の確保が求められます。

管轄地域にかかわらないベストプラクティス: デジタルを基本としつつ、紙でのオプトアウトを常に用意する。


従業員が本当に求めているもの

ここが最も説得力のあるポイントです。

ほとんどの従業員は、給料日の数日後に届く紙の明細を望んでいません。給料日当日に給与明細を確認し、金額を確かめて、次に進みたいのです。

セルフサービスポータルが決め手となる機能です。

  • どのデバイスからでも即座にアクセス
  • 初日からの完全な履歴
  • 住宅ローン、ビザ申請、賃貸契約用にPDFをダウンロード
  • 「3月の給与明細を再送してもらえますか?」というHRへのメールが不要に

72%の従業員が、住宅ローン、ビザ、賃貸の申請で過去の給与明細を必要とした経験があります。即時ダウンロードは「ファイルを探して後で送ります」に勝ります。


切り替えの進め方

第1週 — 並行運用

1回の支払期間で紙とデジタルの両方を送ります。メールアドレスの誤り、メールフィルター、ポータルアクセスの問題を、完全移行する前に発見できます。

第2週 — 周知

従業員に、何が変わるのか、なぜ変わるのか、給与明細へのアクセス方法を伝えます。スクリーンショット付きの説明が効果的です。紙でのオプトアウトも提示しましょう。

第3週以降 — 紙の廃止

並行運用が成功したら、印刷を停止します。オプトアウトの選択肢は引き続き残しておきます。

最もよくある問題は従業員の抵抗ではなく、システム上のメールアドレスが古くなっていることです。まずはメールアドレスの整備から始めましょう。


ファイルキャビネット問題

記録の保管義務は依然として残ります — 米国は3年、英国は6年、オーストラリアは7年。デジタルならこれが容易になります。クラウドストレージは検索可能で、バックアップされ、オフィスのスペースも不要です。

保管期間を過ぎるか、デジタル化が完了するまで、既存の紙の明細を廃棄しないでください。


切り替えを始めよう

CleverSlipはデフォルトで給与明細をデジタル配信します。パスワード保護されたPDFをメールで送信するか、従業員用セルフサービスポータルをご利用いただけます。従業員はいつでも過去の給与明細にアクセスでき、完全な監査証跡が残ります。

デジタル給与明細を始める →

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